丸森町:蔵の郷土館 齋理屋敷(さいりやしき)
齋理屋敷 写真提供:宮城県観光課
江戸時代後期から昭和初期にかけて、阿武隈川の舟運をきっかけに七代にわたり栄えた豪商、齋藤家の屋敷で、代々の当主が齋藤理助を名乗ったことから齋理と呼ばれるようになりました。
呉服・太物の商いから、養蚕、味噌醤油の醸造など幅広い商売を手がけていましたが、第二次大戦後に店を閉じ、昭和61年、その屋敷および収蔵品すべてを町が寄贈を受け、「蔵の郷土館」として開放したのが齋理屋敷です。
当時の衣類や美術品などが展示されている7つの蔵(1棟非公開)と2つの邸宅があり、2010年には蔵や石風呂などの6つの建築物・工作物合わせて12の建造物が国の登録有形文化財に登録されました。
8月上旬には、齋理屋敷およびその周辺の通り一体を会場とした夏の風物詩「齋理幻夜」が行われ、灯篭約1,000基が幻想的な灯で各イベントを盛り上げます。
所在地:〒981-2165 宮城県伊具郡丸森町字町西25
お問い合わせ:蔵の郷土館齋理屋敷
TEL:0224-72-6636
